五代十国時代を舞台に、宮廷内のドロドロを描いた作品。
弟が兄を殺害するところから始まります。
そして、兄の妻が弟と再婚、
弟は兄の子の殺害を計画、
部下が王位を狙うために色々と画策。
陰謀渦巻くといった感じの映画でした。
チャン・ツィイー主演。
とりあえず、タイトルの「女帝 [エンペラー]」には違和感を感じます。
まず、邦題と原題が大きく違います。
まあ、これはよくあることなので、まあ良いかという感じでしょう。
個人的には嫌いですけどね。
それより気になるのが、「エンペラー」の表記です。
女帝だったらempress ですよね。
邦題は配給会社がつけているのでしょう。
知っていたが敢えてつけたのか、知らないでうっかり間違えちゃったのか?
どちらにしても、みっともない感じがします。
中国映画を見ていて思うのが、色使いの美しさです。
内容的にはどうだろうと思う作品でも、色使いで騙されます。
この作品も映像は美しいですね。
ビビッドな色使いは、日本人には無い感覚です。
色使いの美しさとは逆に、首をかしげるのが戦いのシーンです。
安っぽいワイヤーアクションと、くるくる回る戦い方はどうなんでしょう?
戦闘シーンとしてのリアリティは全くありません。
あと、戦闘やたら簡単に人が死ぬのも不思議ですね。
まず、人が簡単に切られすぎです。
斬られた人は、全員が全員致命傷を受けたように表現されています。
仮に斬られたって、全部が全部 致命傷になるわけは無いでしょうに。
そもそも、青龍刀はそんなに切れ味よくないだろうし。
リアリティより映像表現を重視したって事かな。
個人的には、ちょっと興ざめですね。
最後に、ストーリーもちょっと問題がある気がします。
途中までは、それほど悪いストーリーとは思いませんでした。
がっかりしたのが、最後のシーン。
最後の最後に主要人物が人がドドッと死にます。
ちょっと拍子抜けしたしました。
シェークスピアの「ハムレット」を下敷きにしているらしいのですが、こんなだったかなあ?
全体的に良いところと悪いところがはっきりした映画でした。
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