北京語とか広東語とか上海語とか聞くけど、中国語って一体何なの?
北京語とか広東語とか聞くけど何?
中国語の話題になったときに、北京語とか広東語と言う単語を聞くことがあります。
例えば、次のような会話です。
A:あなたは中国語が話せますか
B:はい、話せます?
A:それは、北京語ですか?
B:はいそうです。
英語を話せるかどうか聞くときに、「イギリス英語が話せますか?」とか「ニュージーランド英語が話せますか?」とはあまり聞きませんよね。
もちろん、微妙な違いはありますが、英語が話せれば英語圏の人とは大体は無しが通じるはずです。
例外的に訛りがきつくて、英語を母国語として話す人同士でも通じないことはありますけどね。
まあ、通じるわけです。
日本語の場合も、東北地方に住んでいる人と沖縄に住んでいる人が話しても、まあ通じますよね。
でも、中国語の場合は、わざわざ北京語とか広東語とか福建語とか聞かないといけないのです。
なぜかと言うと、それぞれの言葉が互いに通じないほど違うのです。
中国人が学校で習う中国語
さて、一口に中国語と言っても色々な方言があって、それが互いに通じないほど違うと言うことがわかりました。
それでは、中国に住んでいる中国人は学校でどの言葉を学ぶのでしょうか?
実は、中国に住む中国人はどの地域に住む人も普通話と呼ばれる中国語を学んでいます。
普通話とかいて「プートンホワ」と読みます。
地域によって違う言葉を学ぶわけではないのですね。
普通話は北京の言葉をもとに、作られました。
国中の言葉がばらばらなので、意図的に言葉をそろえるために作られたのです。
今、一般に中国語と言うと、この普通話を指します。
例えば、日本にある中国語教室では普通話を教えています。
中には広東語を教えているところもありますが、そういうところはちゃんと「広東語をおしえます」とどこかに書いてあるはずです。
広東語などの方言が話されなくなったかというと、そういうことでもないようです。
中国の子供達は学校では普通話を話し、家では方言を話すということもあるようです。