シャープが久しぶりに日中・中日辞典が入った電子辞書を発売しました。PW-A9300というもでるです。色はブラックとシルバーの2色があるようですね。
■ 電子辞書 Brain ビジネスモデル 型番:PW-A9300-B
さまざまなコンテンツが入ったバランスのいいモデルです。中国語だけでなく英語関連やビジネス関連のコンテンツも充実しています。懐事情が許せば選んでもいいモデルだと思いますよ。
ただ、このモデル、中国語学習者を主な対象にしているモデルではないようです。中国語辞典入りのビジネスモデルの電子辞書と言う感じですね。最近は、ビジネスで中国語を使う人も増えているのでしょう。ですから、こういうモデルが作られるのは、自然な流れかもしれません。
中国語関連のコンテンツは必要最低限といった感じ
PW-A9300 は、基本はあくまでビジネスモデルです。ですから、この電子辞書の中国語関連のコンテンツはそれほど多くありません。おなじみの小学館の日中中日辞典のほかに、次のような中国語関連のコンテンツが入っています。
・ ビジネス指さし会話帳 中国語
・ 接客の中国語会話
・ 文化理解と合わせて学ぶ ゼロからのビジネス中国語
・ ブルーガイド わがまま歩き旅行会話 中国語+英語
・ 旅の指さし会話帳 中国
中国語関連は以上8コンテンツです。
学習モデルだと、中英・英中辞典とか中中辞典などが入っていることが多いです。ですから、中国語の上級者にはちょっと物足りないのかもしれませんね。まあ、でも、平均的な学習者には十分なコンテンツが入っていると考えて良いでしょう。
英語系のコンテンツも充実
このモデルの特徴は、英語系のコンテンツも充実しているという点でしょう。英和・和英辞典に加え英英辞典も入っていますし、シーソーラスも入っているようです。英会話関連のコンテンツも充実していますし、TOEIC などの試験対策のコンテンツもあるようですね。さらには、ボキャビルのコンテンツもあります。
この充実度は、英語学習者向けのモデルに負けないほどでしょう。中国語と英語の両方を勉強している人には、なかなかいいモデルだと言えそうです。
その他のコンテンツもバランスよく収録
中国語・英語以外のコンテンツは、バランスよく色々と収録されていると言う印象です。もともとビジネスモデルなので、パソコンや経済の用語辞典やらビジネスマナー関連のコンテンツも入っています。
さらには、健康関連のコンテンツや能力開発関連のコンテンツ、雑学系のコンテンツなども収録されています。これ1台あったら、かなり便利なのでしょうね。
ああ、忘れていましたが、日本語関連のコンテンツも20も入っています。国語辞典や漢和辞典に加え、日本語ドリルやら難読漢字やらのコンテンツまで入っています。これもかなりの充実度だと思います。
お財布に余裕があればと言う感じでしょうか
このモデル、発売直後と言うこともあり、電子辞書としてはかなりお高いようです。amazon.co.jp だと3万7,800円もします。
かなり高機能なモデルでも3万円弱のものが多いですから、4万円近い価格はやはり安くはありません。なにせ、コンテンツを限定した中国語学習モデルなら、1万円以下で購入できるものもありますからね。
さらに言うと、4万円も出せばモニター付のデスクトップパソコンですら買うことができます。もちろん、ロースペックのものですけど。こういったものと比べると、やっぱりちょっと高価な印象はあります。
こうなると1台に色々入っている事に価値を見出せるかどうかですよね。調べものを電子辞書1台で済ませてしまいたいのなら、まあ悪くない選択だとは思います。
■ 電子辞書 Brain ビジネスモデル 型番:PW-A9300-B
さまざまなコンテンツが入ったバランスのいいモデルです。英語系のコンテンツも充実しています。懐事情が許せば選んでもいいモデルだと思いますよ。
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