電子辞書の世界では、中国語や韓国語以外の第二外国語モデルは、かなり淘汰がすすんでいるようです。
フランス語やスペイン語、ドイツ語などのモデルでも、新しい機種を出しているのは1社に絞られています。
ですからこの点では、中国語学習者は恵まれていると言って良さそうです。
まあ中国語の場合は、電子辞書の方が紙の辞書よりも明らかに使い勝手がいいですからね。
手書き入力で検索が出来ない紙の辞書では、使うのも一苦労です(後述)。
それに、中国語の学習者が増えているのも影響しているのでしょう。
さて、多様な機種が発売されているのはいいのですが、多すぎても選ぶのに迷ってしまいます。
そこで、amazon.co.jpのランキングページをご紹介したいと思います。
正確に言うと、中国語辞典を含む電子辞書を検索し、売れている順位並べ替えています。
ちなみに、旅行会話などではない、本確的な中国語辞典を搭載している電子辞書のみです。
学習者が使える一台という基準ですね。
電子辞書も安くなりました
外国語学習モデルの電子辞書も安くなりました。
上のランキングを見ていて、つくづくそう感じます。
千円台で買えるおもちゃは別にして、数年前までは、第二外国語モデルは結構良い値段がしていました。
第二外国語モデルというのは、英語以外の外国語辞典が入った学習者向けの電子辞書ですね。
安いものでも2万5千円前後ではなかったでしょうか。
それが、今では、1万円程度で買えるようになっているのです。
学習者にとっては、かなりうれしい変化といえそうですね。
これまでためらっていた人も、ずいぶんと手を出しやすくなったのではないでしょうか。
(追記:6千円ちょっとで買える機種もあるようです。
しかも、性能的にもまずまずです。)
紙の辞書か電子辞書か
外国語学習に辞書はつき物です。
本気で外国語を勉強している人なら、辞書を持っていない人はかなりの少数派でしょう。
そこで問題になるのが、紙の辞書か電子辞書かという選択です。
電子辞書も魅力ですが、価格面を考えたら紙の辞書というのも当然考えられる選択です。
コスト面を重視して、そういう選択をしている人も多いでしょう。
音声機能が付いてないなど、紙のメリットであることのデメリットもあります。
持ち運びも重いですし。
しかし、電子辞書と根本的な違いがあるかというと、そういうこともありません。
基本的に出来ることは同じです。
中国語の場合は事情が違う
でも、中国語に関しては、事情が違うように思います。
紙の辞書に出来なくて、電子辞書には出来ることがあるのです。
それは、手書き入力を使った検索です。
中国語学習の最も厄介なところは、辞書を引きにくいという点でしょう。
字面をみただけでは発音が分からず、発音が分からないとピンインから引くことは出来ません。
もちろん、「部首」と「画数」で引くなど、違う方法も存在します。
でも、こういった方法はちょっと時間がかかります。
個人的には、部首検索などをしていると、発狂しそうになります。
そして、イヤでイヤで仕方が無いので、いつまで経っても上手くなりません。
はっきり言って、一つ漢字を調べるだけでも簡単ではありません。
本を読んでいる途中に調べると、中断前は何をしていたのか思い出すだけでも一苦労なのです。
これは英語とかフランス語には無い問題点です。
これらの言語なら、調べたいと思ったらすぐに調べられますからね。
慣れている人なら、10秒もかからずに、目的の単語を探せるでしょう。
おそらく多くの中国語学習者が、辞書を引く時間には悩まされているはずです。
しかし電子辞書を使うと、この問題は解決されます。
なぜかというと、最近の電子辞書は手書き検索が可能だからです。
ペンタイプの入力装置が付いていて、それを使って文字を書いて調べる事ができるのです。
ですから、「部首」と「画数」で引くのに比べて、ずっと時間が節約できます。
中国語の電子辞書は人気がある
このような事情からでしょうか、中国語の電子辞書は他言語に比べて人気があるようです。
一方、他の外国語を学習するモデルは、年々数を減らしています。
そしてこれらの機種では、新機種の投入サイクルも遅くなっているようです。
数年前のモデルが、未だに現役として売られていたりするのです。
一方で、中国語は未だに毎年コンスタントに新製品が出るようです。
これは、学習者のニーズの大きさが理由だと考えて良いでしょう。
以上、何を言いたいかというと、「中国語の場合は電子辞書を買ったほうが良いよ」というとです。
値段も安くなっていますし、買わない理由は無いと思います。
紙の辞書でも日中辞典・中日辞典と2冊そろえれば、それなりの値段はしますしね。
タグ: amazon.co.jp, ランキング, 中日辞典, 売れ筋, 日中辞典
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