英語をはじめとしたNHKの語学講座には、電子版というのが存在します。
これは、世間にはそれほど知られていないのかなあ。
忙しい人だと、NHKのテキストを毎月買うのは、結構負担ですよね。
多忙な人は時間をとって書店に行くのが大変なこともあるでしょう。
心の中に、「テキストを買い忘れてはいけない」という義務を一つ余分に持っているのも、負担といえば負担です。
小さいことですけど、個人的にはこういう義務は一つでも減らしたいと思っています。
そんな人には、NHKの語学講座テキストの電子版は、大変便利です。
なぜかというと、基本的には数ヶ月単位の注文なので、一度注文すると買い忘れはありません。
メリットは結構多いと思う
そのほかにも、電子版を利用するメリットは多いと思います。
個人的には、保存に場所をとらないのがうれしいですね。
住宅事情にもよりますが、書籍は増やしていくのに限界があります。
ペーパーレスでいけるものなら、何とかペーパーレスで行きたいものです。
値段設定は大変微妙
基本的には電子版があるのはうれしいのですが、個人的にどうしても気になる事があります。
それは、値段設定です。
電子版は、通常の紙の本で買ったのと比べて、ほとんど安くありません。
電子版の場合は、一冊あたり350円です。
通常の雑誌と比べて、30円しか安くありません。
何でこんなことになるのか、本当に不思議です。
印刷のコストとか配送のコストなどを考えると、明らかに電子版を作るのはコストがかかりません。
一冊あたりの利益を同程度取ろうと思ったとしても、ずっと安く出来るでしょう。
おそらく、半額程度で売っても十分に採算が取れるのだと思います。
なぜほとんど変わらない値段にしているのか、本当に疑問です。
売る気があるのなら、最低でも100円は安くしないといけないと思うのですが。
何か利権があって、それを守ろうとしているのでしょうか?
なんだかスッキリしないものがあります。
少なくとも私達は、NHKの受信料を払っているのです。
一番安く提供する方法を検討してほしいものです。
もっとも、NHKとNHK出版は別会社だという言い逃れもあるのでしょうけど。
まあ、ライフスタイルによっては利用価値が大きい
価格面でのメリットが小さいので、「何が何でもおすすめ」とは行きません。
それでも、ライフスタイルによっては、利用価値が大きいでしょう。
私の場合、かさばらないのと、買い忘れが無いのは、かなり重要なポイントです。
ちなみに紙の雑誌版は、一ヶ月の送料40円をプラスすると、定期購読が出来ます。
要するに、一冊あたり420円です。
忙しい人や、毎月買いに行くのが面倒な人なら、利用価値はありそうですね。
紙の方が良いという人も、確実にいるでしょうし。
ちなみに、バックナンバーも手に入れられるようです。
ラジオ講座収録のCDについては、こちらをご覧下さい。
あ、わかった
最後に、ちょっと余談です。
何で電子版は安くならないのだろうと思っていたら、理由が分かりました。
それは広告収入です。
紙の雑誌の場合、語学学校や通信講座の広告掲載があります。
しかし、電子版になると、この収入がなくなってしまうのです。
ですから、NHK出版としては、電子版の利用者が多くなりすぎると困るのでしょう。
雑誌の発行部数が減れば、広告料を下げざるを得ませんから。
それで、電子版を買う人が増えすぎないように、価格に設定しているのだと思われます。
ビジネス面から考えると、おそらく、そんなところでしょう。
スッキリしました。
タグ: まいにち中国語, デジタル版, ラジオ講座, 定期購読, 雑誌版, 電子版
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