中国語の学習で難しいのが発音です。
外国語学習の中でも、発音は日本人にとっては鬼門です。
多くの学習者が、発音でつまずきます。
実際、日本人のほとんどが学ぶ英語でも、発音の悪さのために伝わらなかったということは経験は多くの人がしているでしょう。
本当に悩ましい問題です。
中国語の発音は特に難しい
個人的には、他の言語と比べても、中国語は特に難しいのではないかと思います。
学習者の多い言語では、英語とかフランス語もそれなりに難しいのですが、中国語は特に厄介です。
逆に、イタリア語、スペイン語などは、日本人でも比較的簡単に発音できます。
文字から音が類推しにくい
中国語の発音で一番厄介なのが、文字から発音を推測する事が難しいのです。
例えば、スペイン語やフランス語、イタリア語などの言語は、中国語のような苦労はありません。
綴りと音が対応しているので、その対応を覚えてしまえば発音は出来るのです。
全く意味が分からない文でも、読むことだけは可能です。
多分、韓国語とかロシア語も、表記どおりに読めば大丈夫でしょう。
英語の場合は綴りと発音がきれいに整理されていないので、、フランス語やスペイン語ほど上手くはいきません。
それでも、スペルからおおよその発音を想像する事は可能です。
特に上級単語は、ほとんど綴りから音が分かります。
しかし、漢字オンリーの中国語ではそのような類推は通用しません。
まあ、慣れてくると、漢字の「つくり」から何となく音は分かるようになるんですけどね。
これは日本語の音読と一緒です。
それでも、ピンインに関しては全く分かりません。
発音自体が難しい
また、日本語の発音と、音自体が違うという事実もあります。
中国語の発音には日本人が特に苦手なr の発音もありますし、e の音も厄介です。
「n」で終わる語と「ng」で終わる後の区別も難しいですね。
音の難しさの点でも苦手意識を持っている人は多いでしょう。
さらには、音の上げ下げという、難しさもあります。
正直に言って、厄介な点だらけです。
教師を雇ってチェックするのがベスト
上に書いたような事情があるので、中国語の発音を独学するのはかなり難しいと言って良いでしょう。
また、自分が正しく発音できているかどうか、チェックするのも困難です。
正しく発音できているかどうかチェックするために、ネイティブにチェックしてもらうということを考えて良いでしょう。
何でもかんでもケチってお金を出さないと、結局遠回りすることになる可能性もあります。
使うべきお金は、使うべきでしょう。
ちなみに、発音トレーニングをするのなら、グループ形式の授業は避けた方が良いと思います。
グループ形式の授業は発音のトレーニングだけとは行かないので、時間がもったいないと思います。
発音専門のコースがあれば、別ですけど。
さらに言うと、他の生徒の下手くそな発音を聞く事で、正しい音が分からなくなります。
これは、私自身も経験しています。
ちょっと値段は張りますが、発音トレーニングには一対一の形式の授業を選びましょう。
パソコンを使って発音をチェック
実は、パソコンを使って発音をチェックするというソフトも存在します。
安く挙げたい人には、こういう方法もあると思います。
例えば、ChineseWriter シリーズのマスター版は、音声矯正の機能が付いています。
ネイティブの発音と自分の発音を視覚的に比較することが可能です。
このソストは、中国語入力が主な目的なの、音声の矯正機能はオプションという感じですけどね。
また、これ以外にも、幾つかソフトが売られているようです。
おまけ
ついでですが、アルクのサイトに、中国語の発音解説が載っていました。
内容的には、基礎的なものですが、音声も付いているので一応紹介しておきます。
タグ: ソフト, マンツーマン, 中国語学校, 発音, 発音矯正
スポンサードリンク
関連した記事を読む
- 中国語の独学が難しいわけを考えてみよう│ 色々と障害がありそうですね
- NHK語学講座のテキストは電子版の定期購読という手も
- 中国には米国と同程度の富豪が| これが本当だったらかなり歪だよね
- 日本企業の中国離れは進んでいるのだろうか?│ そういう動きがあっても驚きませんけどね
- 中国語教室に通う意味って何だろう?│ 結局、モチベーションの維持が一番重要な点なのかも